
Soleil AI Counter Pro に Section Marker Prototypeを追加
以前の記事にも書きましたが、AIが中間読者としてブログやサイトを見たとしても、「どこを読んだか?」はまだまだわからないままです。AIの仕様ですし、それはしょうがないのですが。。
それでもきっと将来「AIが読んだ痕跡」を詳しく解析できるようになる日が来ることを夢見て、開発を続けています。
そこで今回Section Markerという機能を実装して見ています。
この機能について少し解説します。
Section Marker Prototypeの意味
これはとっても単純で、ただセクションに振ったHTMLアンカー(ID)をSoleil AI Counterで、AIのアクセスと一緒に保存していく機能で、別段「読んだかどうか?」までは解析していません。
ただし、Section Markerをイベント情報として保存できるということは、将来AI側からセクション単位の情報が取得できるようになった際、それらを整理・関連付ける土台になる可能性があります。
現状では何の意味もないような機能ですが、将来的には役に立つんじゃないか?という機能です。
実際何やってるのか?
「読んだ」ことは分からなくても、記事側に構造を持たせることはできます。今回試験的に実装したのが、
記事内の「まとめ」へ「id=”sac-summary”」や「data-sac-section=”sac-summary”」を設定すると、投稿保存時にSAC Proがそれを検出し、「この記事にはSummary Sectionが存在する」という情報を保存します。
そしてAIアクセスが発生すると、そのイベントへ「section_key = sac-summary」を紐付け保存します。
ここで重要なのは、「読んだことは分からない」ことです。今回のPrototypeで分かるのは、
「Summary Markerを持つ記事へAIアクセスがあった」
ということです。あくまで、「Summaryという構造を持つ記事」であることをイベントへ関連付けられるようになっただけです。
なぜ、まだ分からないことを実装するのか?
理由はシンプルです。もし将来AI側が
- セクション単位の取得
- 構造化データ取得
- アンカー付き取得
- RAG向け取得情報
などを提供するようになった場合、その情報を整理する場所が必要になるからです。構造が存在しなければ、「summary/faq/pricing」という情報を受け取っても、記事のどこを指しているのか分かりません。そこで今回は、記事側へ先に構造を持たせました。
家に例えると
今までは「AIが自宅(投稿)まで来た」はどのAIが?いつ?どの家に?までは計測できてました。
今回はそのAIがきた家(投稿)に「まとめという部屋がある」という情報を紐付け保存できるようになったという感じです。まだ「まとめの部屋を見たか?その部屋で何やったか?」はわかりませんが、こうした構造枠があると、将来AIの残す情報が細かく公開されるようになった時、
「AIがSummary Sectionを取得した可能性」
として解析へ発展できるかもしれません。
もちろん、現時点ではまだ仮説です。しかし、その未来が来た時に備え、受け止められるイベント構造を先に用意しておく。これが今回のPrototypeの目的です。
まとめ:研究は「証明」より「準備」
今回のアップデートは、AIの挙動を証明する機能ではありません。むしろ、AIの進化に合わせて研究できる基盤を作ったアップデートです。
AI検索の世界はまだ変化の途中です。
だからこそ、「今分かること」と「まだ分からないこと」を切り分けながら、少しずつ観測できる範囲を広げていきたいと思っています。
もしかしたら、このPrototypeは何も成果を生まないかもしれません。
それでも、未来のAIに合わせて観測できる準備をしておくことも、研究開発の大切な仕事だと考えています。
