
WordPressサイトの健康を診断、修繕、復旧等を行う整備サービス、「SWD」をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
さて今回「SEO改善」という皆様にもとても気になるご相談をいただきまして、「もし改善が難しければリニューアルも視野に入れて」というお悩みでした。
実際昨今ではSNSもありますし、SEOよりも検索体験を重視している店舗さんも多いですが、HPはないと困るし、せっかく持つなら検索で目立ちたい🔍」というのは皆様共通の願い。ウチもそうです。
SWDで当初提案した内容と180度変わってしまった案件でしたので、SDWの実態の紹介も兼ねてご紹介します。
目次
初回診断での見立て
SWDでは必ず最初に提案ではなく初回診断を行い、現状を把握しお客様と共有します。今回は予約必須の個別ボディメイクジムの店舗サイトの方からご相談をいただきました。
まずはご相談をいただいた段階では、サイトのURLと症状をお送りいただくだけなので、表面的に「どんな症状なのかな?」というのを見ます。今回はエラーはなく「SEOの評価診断とこれから改善ができるのか?」がメインとのことでした。
SEOの評価チェックは表面的にも行えますが、より詳しく診断するために、初回診断(¥3,300-)をご案内します。そのタイミングでWordPressダッシュボードのログイン情報を共有いただき、より詳しい診断を行います。(SWDは主にWordPressの診断サービスですが、それ以外もご相談いただけます)
今回も初回診断をご注文いただきましたので診断を行いました。概ね1時間ほどで初回診断は完了します。
その結果としては、
- テーマロックインした機能が見られる(かも)
- Google Search Console等の未接続
- SiteMapが見当たらない
- 著作者情報の不明
- 謎の重いデータでLCPが極端に遅い
- セクション構造が不明瞭(タイトル要素)
といったことから、
- 構造的な標準化を優先項目に入れ、Variableテーマを実装させる
- リニューアル(新規デザイン)にせずに、今のビジュアルを守る
- 積み上げたブログ記事等を守るためにスラッグ等は操作しない(NGのところはRedirectionで離脱防止させる)
- 上記を満たした上で、SEO対策をさらに行う
というプランにてご提案しました。先方が一番気にしていた、WEB記事の登録の仕方がかわったらどうしたら??ということや、今までのブログが消えないかどうか?は、どちらも心配いらないことをご理解いただき、約1週間ほどで完了することで快諾いただき作業を開始することになりました。
SWDを受注した後の作業
SWDを正式にご注文いただいた後は、サーバー情報とFTP情報をいただき、ローカルに環境を作っておきます。これはこちらの作業中にウェブサイトが停止するようなことを回避する意味と、バックアップのためです。
今回もローカル環境にサーバーと同じ情報をインポートしてネットと隔絶したWordpressサイトを作りました。完了したらここからアップします。
ローカル環境なら詳しくスキャンができます
環境がオンラインからローカルに移行することで、より詳しく現在の状態を確かめることができます。今回診断で見つけた要確認箇所をさらに詳しく調べますと、初回診断では分からなかったことが見えてきました。
まず重いデータの正体ですが、なんとフォントでした。そしてそのフォントはテーマに依存していて、テーマ側でその選択を解除することでLCPが10ポイントほど改善されました。
そしてテーマロックインしているところと、構造が不明瞭だった点も、元々利用しているブロックテーマの思想に則った作りになっているだけで、しっかりとした構造だったということがわかりました。
つまり
「Variableテーマに変えない方がいいじゃん!」
っていう結論に至りました。
今回達成しないといけない相談内容は、「SEO改善と集客」なので、リニューアルよりもGoogleのビジネスプロフィールやEEATの強化、SearchConsole対策とプラスαでCTAを設置したりすることが最重要項目に変わります。
提案の方針変更
なぜ作業方針を変更したのか
今回のケースでは、Variableテーマへの移行は十分実現可能でした。しかし、SWDの目的はVariableテーマを導入することではありません。お客様の目的は、「SEO改善と集客」です。
テーマの導入は、そのための手段に過ぎません。もし手段が目的より優先されてしまうのであれば、それは本来のSWDではないと考えています。
診断の結果、「現状のテーマを活かした方が目的達成に近い」という判断に至ったため、今回は方針変更を行いました。
ので今回も、
「すみません🙇初回の見立てでテーマの入れ替えを提案・発注いただいたんですが、詳しく調べたらやらない方が良さそうなんで、こちらの別提案にした方がいいという判断なのですが、いかがですか?価格としては新規導入分が減額になります。」
という感じで作業の方針変更を行いました。(やり取りは公式ラインで行ってます。)
お客様的にもその点はご納得いただき、方針変更が決定しました。
方針変更後はスムーズに作業
方針変更後は、サイトの未接続の配線を繋ぎ直したり、足らないパーツを作りつなげたり、さらに少し荒れ荒れになった部分を直す作業に集中になります。
スラッグの不備やSearch Consoleの不備は自身でサイトを運営しているとありがちなことです。違うサイトに行って難しい接続とか何やってるのか分からん😑ってなること多いですし。
そんなこんなで今回の案件は概ね1日で完了致しました。
まとめ
今回の案件では、最終的にサイトの作り直しは行いませんでした。
正直に言うと、variableテーマを導入した方が作業も進めやすく、目標達成までの道筋も見えやすい案件でした。
「あら、このサイト結構ちゃんと作られてる。記事を書いている人の努力が見えるなあ」
というのが垣間見えました。積み上げられた記事や運営の履歴からは、サイトを育ててきた努力も感じられます。
今回のお客様が本当に求めていたことは「SEO改善と集客」でありテーマの変更ではありません。だからこそ今回は「作り直さないけど、ちゃんと整備する」という選択をしました。
SWDはサイトを作り替えるサービスではなく、サイトの状態を診断し、そのサイトにとって必要な整備を行うサービスです。
今回の案件は、そんなSWDの考え方を象徴する事例になったと思います。
