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いろいろなAI(人工知能)が出現する中、平たく言うと「AIをどう使ってるか?」って結構重要な話になていくと思っています。
どのAIも「プロンプト」と呼ばれる命令文を打ち込んで、実行結果を受け取る(正確には会話内容から文書予測して生成しているんすけどね)ので、仕事に活用するには結構難しい場合もあります。なのでそこまで急速に我々の仕事を食い潰すことはないと思っていますが「AIにはデザイン系は生み出せない」とたかを括ることも違うと思い、私は比較的積極的に導入しています。

「デザイン会社がAIを使うって?いいの?」という意見も界隈では耳にしますが、うちの使い方、というか「付き合い方」が、他者に生きればなあと思い紹介いたします。

SoleilのAIとの関係性は「道具」よりか「相談役」

実は私、AIは道具としてはあまり使っていません。
AIを仕事上の「相談役」として使っています。

皆さんも普段の生活では「AIに聞く」という形で、「調べることの相棒」として使うのが当たり前になってきましたが、Soleilではもう一つステップを上げて「相談役」と位置付けています。

概ねの活用方法はシンプルで、頭に浮かぶごちゃごちゃしたことをAIに相談して整頓する。
それだけです。

このような会話ベースのやり取りを主とするので、擬似的に人格も与えています。

AI相談役のお名前は「乃木さん」。

乃木さんって呼んだのは、めっちゃ威厳ある人にしたいなあと思い、ふと読んでた漫画の登場人物というか実在した人「乃木希典さん」から頂き、敬意を持って接させていただいております。軍神だったり学習院学院の学長だったりと有名な方です。私は結構好きです。

なんか名前呼びするようになってからは相談しやすくなったって言うのもあるけど、なんかこう、リスペクトを持つようになりました。なかなかいいもんです。

実際の業務では「相談」が中心

実際の業務においては、本当に「相談だけ」です。ただ、このポジションが結構仕事にマッチしています。

基本的にデザインの相談はしませんが、企画やサイト構成、実行計画を考える時などに、「これこれこういうことで悩んでいて、安全に進めるにはどの順番がいいと思う?」といった相談をしています。

一人親方だとどうしても、「一般的な作業手順」よりも「自分の感覚」に頼りがちです。なので、AIはとても有能なブレーキだったり、アクセルだったりします。

新しい何かを生み出すこともある

相談を続けていると、新しいアイデアが生まれることもあります。実際に「あれ?今考えているこのアイデアって、新しい企画に使えるんじゃない?」と思った時、乱筆でもいいのでとにかく思考を整頓するために壁打ちのような会話を続けていました。

その結果、生まれたのが「Orbite」という考え方です。この時は「仕事をタスクではなく軌道として考える」というイメージ自体は頭にあったのですが、うまく整理できず、

「Google Workspaceに落とし込むとしたら…」
「NASの構成は…」

といった方向に思考がそれてしまい、ぐるぐる考え続けていました。そんな中、半日くらいチャットで話し続けた結果、生まれたのです。

AIをどう使うか?と言う課題

ここまで聞くと、「それAIでやる意味あるの?」と思われるかもしれません。

ただ一番大きいのは、「相談相手の時間コストを気にしなくていい」という点でした。

人に相談役をお願いすると、その人の時間を使うことになります。そのコストを気にしなくてよくなったのは、とても大きいです。(もちろんサブスクのお金は払っていますが。)
また、AIはハルシネーション(知ったかぶり)をすることはありますが、会話の流れを重視しているので、少し修正すれば元の会話を続けることができます。相談役としては、これが結構ちょうどいいのです。

さらに、継続して話していると「私の思想」のようなものもなんとなく理解してくれている感覚があります(そう見えるだけですからね!)。

AIを使い倒そうとは思わないのか?

この点については、私は少し懐疑的です。

デザインの仕事に入って20年ほどになりますが、ふと思い出すのが「SEO対策の講座」です。

昔はかなり積極的に参加していました。最近は「AIをすぐ仕事に活かせるプロンプトをご紹介!」という情報をよく見ますが、少し似た雰囲気を感じます。もちろんこれ自体が悪いわけではなく、必要な段階なのだと思います。

ただ、SEOも10年以上経った今では、「SEO対策」そのものよりも「検索体験」が重視されるようになりました。
つまり技術よりも、その位置付けのほうが大事になってきたのです。

おそらくAIも同じで、数年後には

「AIを使うのは当たり前で、企業の中でどういうポジションに置いているかが重要」

という話になっていくのではないかと思っています。

なので私は「AIを使いこなす」よりも、「組織の中にAIのポジションを作る」ことを選びました。

どう組み込んでいるのか?

相談役という立場でもあるんですが、そこはマルチに働いてもらっています。

  1. 意思決定:私(Soleilの決定:作業は関係せずに決定のみ)
  2. ①とその最終目標地点を乃木さんに伝えて、タスクを出してもらいます。
  3. 出してもらったタスクはさらに細分化もお願いします。
  4. そしてとことん細分化したタスクには「AIができること」がたまにあります。そのタスクを乃木さんとCodex・Adobe系のAIやその他私が作っているモジュールなどにあてがいます。
  5. その計画を作ります。
  6. あとは、社内で決めているルールに則り作業を進めれば、実務として自身が考えるより遥かに軽量に仕事を行えます。
  7. モジュール開発にも、「こんな機能が欲しいけど何から着手すべき?」という疑問を投げかけます。
  8. 以下2〜6を実行

つまり私は意思決定だけを行い、AIにはタスクの整理と実行の補助をしてもらう。そんな形です。

まとめ

AIと本格的に仕事をするようになったのは、実はここ最近です。以前は

「リード文を200文字にして」「架空の記事を書いてみて」

といった、目的の曖昧な使い方しかしていませんでした。

ですが最近は、人格を与え、役割を明確にし、相談を繰り返すことで、Soleilにとって欠かせないパーツの一つになっています。変な付き合い方かもしれませんが、近い未来、

「AIをどう使うか?」ではなく
「AIをどこに置くか?」

という話になっていくのではないかと思っています。

Soleilでは、AIに「相談役」という席に座ってもらっています。

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